ハワイー東北TOMODACHIサミット in ハワイ大学

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この日は、ハワイ大学で「ハワイー東北TOMODACHIサミット」が行われました。

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10日間ハワイに滞在する “レインボー・フォー・ジャパンキッズ” プロジェクト2015において、子供たちが取り組む主要なプログラムです。

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岩手、宮城、福島の3県から18名の中学生、並びにハワイからは16名の生徒が招かれて、
両方の子ども達グループが、地元復興・経済支援の課題について考え、プレゼンテーションを発表します。

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この日のサミットに参加してくれる各方面の関係者や一般来場者を迎えるために、ハワイに訪れてから一生懸命練習したハワイアンソングを日本の子どもたちが披露してくれました。

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この後プレゼンテーションは、4つの部屋に分かれ、ハワイ4チーム、日本8チームにより同時に行われます。

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自分たちの発表に足を運んでもらえるよう子供たちは、まずアピールのショートプレゼンを行いました。

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大人たちが各部屋へ分かれて行きます。どの発表に興味を持たれたのでしょうか。

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どの部屋にも溢れるほどの観客が集まっているようです。
プレゼンを前に不安そうに練習していても、カメラを向けるとこの笑顔。

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子供たちは、緊張しながらも体験談を交えながら震災の経緯・現在の復興状況を一生懸命伝えます。
震災発生時の音・激しい揺れ・恐怖、それは想像を絶するものであったのでしょう。
「怖かった、怖かった」と何度も話していました。
多くの親しい方が亡くなったこと、そして、運良く生き抜いても現地の状況が落ち着くまで、皆遠くの地で離れ離れにならざるを得なかったことが本当に辛かったのだそうです。

彼らは皆、地元を心底愛しています。

そして、地元の復興支援のために、震災における真実と被災した方々の感情を伝え、
自分たちだけでなく他者の協力の輪を広げて行くことが如何に重要かをしっかりと理解しています。

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協力を仰ぐと共に、自分たちが出来ることは何かを一生懸命考え、実践を進めています。

現在、日本の国民だけでなく世界の人々の気持ちが遠のいてしまっている東日本・東北地域の「食」の安全を、
明確な検査基準の説明と「地元の食材を美味しく食べ、元気に育っている」という自らの証明と共に訴えかけます。

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ハワイらしさを残しつつも発展を願うハワイのキッズ達の発表も負けておりません。
大人顔負けのプレゼンテーションを繰り広げます。

互いの発表に真剣に耳を傾け、学ぶべきことを吸収しているようでした。

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そして、今年は多くのチームが愛すべき地元の素晴しい文化を知ってもらうため、華やかな衣装に身を包み、地元伝統の踊りを披露!

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素晴しいパフォーマンスに会場は大いに盛り上がり、温かい拍手が子供たちに贈られました。

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プレゼンテーション後には、大人たちやレインボー・フォー・ジャパンキッズの先輩ミクさんからの総括・感想も述べられ、
このサミットが子供たち間の国際交流だけでなく、大人たちへも多くの気づき、そして感動と意欲を与えたものとなったようでした。

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また、サミットのクロージングセレモニーとして、ハワイの子供たちによる迫力の和太鼓も披露されました。
日本の文化である和太鼓が、海を越えこの地にも根付いています。
彼らはこの文化をさらに世界に広めて行くことでしょう。

summit31(photo by Eisuke Iwase)

最後は、子供たち皆で記念撮影です。

強く優しい気持ちを持った子ども達は、今回の経験を糧に、
東北・ハワイ共に、これからの復興・発展を担うヤングリーダーとして育っていくことでしょう。

子供の成長は本当に早いものです。
たった一週間前に出会った子供たちが、今日この場では見違える程の表情を見せてくれました。

これからの若い力に期待!

<記事提供:mo-hawaii.com

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