第一回報告

2011年7月27日(水)〜2011年8月4日(金)
集合3

2011年7月27日(水)
東北から、成田空港を経て、ハワイへと旅立つ。

被災地から参加するこどもたちなので、移動だけでも一苦労。一日かけての大移動の末、成田空港に到着。成田空港で、初めてお互いの顔合わせをしたのもつかの間、今回のプロジェクトに協賛してくださった、ソニーさんより、bloggieというカメラをいただき、その操作方法などを教えてもらいました。そして、びっきの会のメンバー、かの香織さん、小川もこさん、遊佐未森さんに見送られ飛行機に乗り込みました。

搭乗前には、機長・副操縦士・機内サービスの主任の3方が、わざわざご挨拶に来て下さり、また、搭乗の際には、地上スタッフにプレゼントの差し入れと、拍手で見送られました。機内アナウンスでも、Rainbow For Japan Kidsのことが紹介され、到着前には、機内サービスの方々から、メッセージカードなどをプレゼントしてもらいました。

初めての飛行機、初めての海外ということで、緊張で機内でもよく眠れずに、ハワイへと降り立った子も多かったと思います。

bh1_01空港では、ドキドキの入国審査もスムーズにくぐりぬけ、レイサービスで歓迎されながら、バスに乗り込み、観光へ。日立の木で有名なモアナルア・ガーデンとヌウアヌ・パリ展望台を見て回りました。
bh1_04その後、バスは日本領事館へ到着。ここで、ウェルカム・レセプションパーティが開かれました。長旅と緊張で、表情も硬いこどもたちでしたが、皆に歓迎されているということは伝わっていたようです。

午後は、ようやく今晩泊るパゴダホテルへチェックイン。こどもたちは5人ずつのグループに分かれて、各部屋へ収まりました。荷ほどきと休憩時間をしばし。しかし、元気な男の子チームは、早速、ホテル内のプールで遊んでいたようです。

夕方、カハラホテルへと移動。ドルフィン・クエスト(イルカのショー)を楽しむ。

特別のはからいで、かなり近くで見る事ができたこどもたちは、大興奮。緊張もかなりほぐれた模様。その後は、室内でブッフェスタイルの夕食をいただき、食後は、ホテル敷地から続いているビーチを散歩して、リラックス。

ホテルに戻ったら、長い長い一日が終了。お疲れさまでした!

2011年7月28日(木)

7:30 ホテル内レストランにて朝食。
子供たちは各5人部屋で休んだのですが、長旅の疲れもあって、時間になっても起きてこない部屋もありました。でも、なんとか時間通りに出発。

bh1_21この日は、オアフ島北部にあるキャンプエードマンへバス移動。子供たちは、持ってきたバックパックへ2泊3日分の荷物を詰め込んで向かいました。その前に、午前中1か所立ち寄ったのがクアロア牧場というところです。様々な映画のロケ地としても使われているだけあり、豊かな緑あふれる場所でした。

こどもたちはここで、チーム・ビルディングのアクティビティを体験。いろんなゲームを通じて、遊びながら団体行動で協力することを学びました。まだ、知り合って日も浅かったこどもたちでしたので、初めはぎこちなかったのですが、板を使ったむかで競争は大盛り上がりでした。

その後は、敷地内の映画ロケ地を回るバスツアーに参加し、普段日本で見ることのない景色を目の当たりにし、こどもたちの気持ちも上向きになっていきました。

昼食をとって、再びバスに乗り込み、キャンプエードマンへ。

海岸線が見えてくると、こどもたちのなかには、「海に入りたい。入れるの?」と聞く子もおりました。今回ハワイ側では、津波を被災しているこどもたちもいるので、海に入るプログラムはあえて避けるように手配してくださっていたのですが、元来沿岸部育ちのこどもたちは、海で遊ぶのが大好きみたいです。日本の海とハワイの海では受ける印象も違ったようで、また、震災から半年も経っていないという時期でしたので、逆に心的トラウマ現象はまだ発症していなかったのかもしれません。

かくして、キャンプエードマンに無事到着した一行は、泊まる小屋へと移動しました。今回滞在していたホテルのご厚意で、シーツ、毛布、枕などの寝具をお借りしてきましたので、それを各自部屋に持ち込み、ベッドメイキング。その後は、再びアクティビティの時間となっており、2つのグループに分かれて、アーチェリーとロッククライミングを楽しみました。

夕食は、食堂にて。キャンプ場に滞在する皆が集まるのですが、その際、「キッチンパトロール」(給食当番みたいなもの)を各小屋ごとに決めて、当番になった小屋のグループは、食事の時間の15分くらい前に食堂に行き、椅子をならべ、お皿をならべというように食事の準備をし、時間になったら、料理のお皿を各テーブルに運びます。合宿所のような雰囲気で、「いただきます」の歌もあって、皆で歌ってから食べ始めます。そして、食事時間終了5分前になると、「あと5分、あと5分」というように連呼されるので、みな慌てておかわりを取りに行ったりしていました。

夕食後は、今回こどもたちの心のケアを担当して下さったNPO団体「キッズ・ハート・トゥー」のミーティングの時間でした。そこでは、オープンサークルといって、皆で輪になり、自己紹介をしながら、今回の大震災での体験したことを話していきました。

もちろんルールとして、言いたくないことは無理に言わなくていいし、ここで聞いたお友達の話は、他の人には話さないということが事前に説明されており、強要するものではなかったのですが、ほとんどの子は言葉少なに自分の体験を語りました。その場では泣いたりする人もいたし、今までふさいでいた感情が出て、沈んだものになりましたが、その後は、コアの木を削るアクティビティへと移っていきました。

コアの木は、ハワイの木で、とても硬くウクレレの材料などにも使われているものです。現地では、その木片を好きな形に切って、やすりで磨き、ペンダントのチャームにしたりするそうです。そのアクティビティでは、こどもたちに、あらかじめカットしてあるコアの木が配られて、やすりで磨く方法を教えてもらいました。とても硬い木ですから、つるつるにきれいに磨くのは結構大変です。でも、それを一生懸命磨くことで、世界に1つ、自分だけのチャームができるし、今回の震災で亡くした人や、もののことを思いながら削っていくことで、それは大切な思い出やお守りや宝物になるんだよという話を聞いて、こどもたちはみな夢中になって削っていました。実際、このアクティビティの時間だけでは足りなくて、完成させられなかったのですが、その後、旅の期間中のすきま時間を見つけては、皆コアの木を磨いていました。最後の締めくくりは、キャンプ・ファイアーでした。
bh1_28今回のキャンプ場を手配してくれた、日米協会のケルシーさんが、アメリカのこどもたちに大人気の「スモア」というおやつを用意してくれていました。マシュマロを火であぶった後、板チョコと全粒粉のクラッカーで挟んで食べるというものです。日本から行ったこどもたちにも大人気で、一人で何個も食べたり、また、火を囲んでおしゃべりをしてとても楽しんでいました。

さきほどの「キッズ・ハート・トゥー」のミーティングで、お互いの被災体験を共有したことで、こどもたちの中に、仲間意識みたいなものが芽生えてきて、その夜、部屋に戻ってからも、こどもたち同士のおしゃべりは続きました。今まではあたりさわりのない話題が多かったのですが、実際に避難所で体験したことや、震災から今日までどんな風に過ごしてきたかなど、なかなか普段同年代の子たちと共有できていなかったことを話していました。

話は尽きないけれど、まだまだ旅は続きます。23:00消灯。おやすみなさい。

2011年7月29日(金)

午前中は、キャンプ場内で、チーム・ビルディングのアクティビティをしました。中でも、みなで知恵を絞り、協力して1つのことを達成するという、水の入った桶を運ぶアクティビティでは、意見を出し合いながら、試行錯誤していく中で、また一段と子どもたちの結束が強くなったようでした。

この日は、ハワイで大使として、いろいろな団体と交流活動をする子どもたちのグループ「ブリッジ・クラブ」がキャンプ場に到着して、子どもたちと一緒に過ごすことになりました。小学校高学年から高校生くらいまでの子どもたちだったので、日本からの子どもたちと年代が近くてすぐに仲良くなることができました。

bh1_34実は、みやぎびっきの会から帯同していた代表理事のさとう宗幸さんが、ここでお別れとなり、日本へ帰国するというので、みなの前で最後の挨拶をしたところ、子どもたちの中からリクエストがあり、ウクレレで「青葉城恋唄」を披露してくださいました。また、今回参加した青木達哉くんは、30日が誕生日で、日本時間だとこの日が30日となることから、宗幸さんを中心にみんなで「ハッピーバースデー」を歌ってお祝いしました。

午後は、ブリッジ・クラブの子どもたちと一緒に、キャンプ場の裏山へハイキングに行きました。キャンプ場に戻ってからは、自由時間となり、敷地内のコートでバレーボールをしたりして過ごす子たちもいました。今回、参加した子どもたちの中で、男の子は5人だけでしたので、ブリッジ・クラブの子どもたちと一緒にスポーツできることがとても嬉しかったようです。また、子どもたちからの強い希望で、この自由時間に、少しだけ海岸で遊ぶことができました。ライフセーバーなど、海で泳ぐ安全が確保されてなかったため、膝までという約束のもとでしか海に入ることができませんでしたが、波うち際で遊んだり、砂浜で遊んだりするだけでも、とても楽しかったようで、子どもたちの表情も活き活きしていました。

夕食後は、小屋の前のテーブルや広場でブリッジ・クラブの子どもたちと尽きないおしゃべりを繰り広げていました。ブリッジ・クラブの子どもたちも特別日本語ができるわけでもなく、参加した子どもたちも英語が得意というわけでもなかったので、お互いに片言ながらの会話でしたが、それがまた子どもたちにとっては新鮮で刺激的だったようです。ブリッジ・クラブの子どもたちによるウクレレのミニレッスンなんかも行われていました。この日もキャンプファイヤーを囲んで、スモアを食べたりしましたが、前日以上の盛り上がりでした。翌日はキャンプ場をあとにして、ブリッジ・クラブの子どもたちともお別れになるので、最後は連絡先を交換し合ったり、一緒に記念撮影をしたりしていました。

現地の子どもたちと交流できたこのキャンプ場での思い出は、格別なものとして、子どもたちの心に刻まれたようでした。

2011年7月30日(土)

この日は、朝早くキャンプ場を出発することになっていました。わずかな時間でしたが、仲良くなったブリッジ・クラブの子どもたちともお別れです。みんなバスの前に集まってくれて、お見送りをしてくれました。

さて、バスに乗り込んだ子供たちは、レインボー学園へ。ここは、ハワイの日本人学校です。平日は、現地の学校に通う子どもたちですが、土曜日はこのレインボー学園に通っています。

まずは、ホールに通されて歓迎の挨拶を受けました。今日のプログラムを行うための、グループ分けのくじを引き、ペアになったレインボー学園の子どもたちから、レイをプレゼントされ、グループごとに集まりました。そして、午前中のイベント、ドッジボール大会です。レインボー学園の子どもたちと、日本から行ったレインボープロジェクトの子どもたちの合同チームを4つ作っての総当たり戦で、優勝チームを決めた後、ハワイチームと日本チームの男女別対抗もあって、とても盛り上がりました。スポーツが好きな子は、特に男の子たちですが、体を思い切り動かせてとても喜んでいました。日本とルールが若干違って、ボールを2個使ったり、サイドに外野が居たりと、戸惑いもあったようですが、すぐに慣れ、楽しんでいたようです。

お昼は、ホールに戻り、保護者の方々が用意してくれたスパムむすびと、TOKYO弁当という、日本食のお弁当でした。皆、久しぶりの日本食です。ドッジボール大会でうちとけたレインボー学園の子どもたちとおしゃべりをしながら、しばし休憩。特に、女の子たちは、日本のアイドルグループがこの遠いハワイでも、人気であることに驚いたり、どんなことが流行っているかなど、話が盛り上がっていたようです。

午後は、俳句作りをグループに分かれて行いました。みんな、おもいおもいにアイデアを出して作っていたのですが、最終的には、各グループから代表が発表することになり、模造紙に書いて皆の前で発表です。あるグループでは、日本から参加の熊谷南海ちゃんの作品が選ばれて、南海ちゃんが前に出て発表しました。「うれしいな ハワイで体験 レディファースト」は、ユニークな視点が好評でした。発表の後は、レインボー学園の生徒会長が日本から来たみんなからの質問に答えてくれたり、ヒップホップのダンスの披露や、ウクレレの演奏がありました。また、この日は、現地時間での青木達哉くんの誕生日ということもあり、ウクレレを演奏してくれた水上ショーンくんが、ハッピーバースデーの歌をウクレレ演奏してくれて、皆で合唱してお祝いしました。

bh1_58次の目的地は、ホクレア号船長のナイノアさんがいらっしゃるサンド・アイランドです。ナイノア船長から、ホクレア号の航海方法、次回の航海予定のこと、日本からホクレア号に乗るために勉強にきている若い女性の紹介などがあり、最後には、実際のホクレア号を見ることができました。

子どもたちは、世界を旅してきたお話や、星を見て航海する技術や知識にとても驚き、興味を持っていたようです。もしかしたら、この中から、未来のホクレア号船員が誕生するかも?ということで、ナイノア船長さんも熱心にお話してくださいました。

1日の予定が終わり、ホテルに戻って夕飯を食べた子どもたちでしたが、実は、ここからまたお楽しみが待っていました。ハワイで有名なアラモアナショッピングセンターでのお買い物です。震災からまだ3ヶ月ちょっとのこの時期、本来、お買いもの自体は日常の行為ですが、避難所暮らし、親戚の家に移っての生活、アパートを借りての仮住まいの子がほとんどで、やはり子どもたち自身もなにか感じるものがあり、いろんなことを我慢していたんだと思います。なので、その気持ちが一気に解放されたようで、とても楽しんでいました。

2011年7月31日(日)

この日午前中は、ビショップ博物館へ行きました。ここには、ハワイの歴史や自然についての展示物がたくさんあり、現地の子どもたちも、学校の授業の一環として見学に来るという素晴らしい所でした。ボランティアガイドをされている浅沼さんに案内され、子どもたちは、ハワイの王様のお話や、どうしてハワイには日系人がたくさんいるのか?など、いろいろな歴史のお話を興味深く聞いていました。その後、自由行動になり、子どもたちは広い館内を各々見て回りました。ちょうど、敷地内で恐竜展も開催されており、恐竜の模型や、クジラなどの展示物など、普段見ることの無いスケールの大きなものにも感動していたようです。

お昼は、敷地内のお庭でお弁当をいただきました。この日も日本食レストランのおかみさんが用意してくださったという幕の内弁当で、子どもたちに大変好評でした。少し、故郷の味が恋しくなってきていた頃だったのかもしれません。

次の目的地は、ヒッカム・エア・フォースです。普段、一般人は立ち入ることのできない米空軍基地内を見せていただけることになりました。一番の目的は、東日本大震災の時に、米軍の「トモダチ作戦」において、東北地方に救援物資を運んでくれた貨物輸送機を見学できるというものでした。子どもたちは、基地の空港の広さや、飛行機の種類や大きさ、また、機内見学で見る機器の数々、1人1人操縦席に座らせてもらえたりと、貴重な体験にとても興奮した様子でした。さらには、実際に、震災の時に食べ物や水などが無くて困っていた時に、遠いアメリカから来てくれた人たちやその飛行機を実際に見ることができたことが、心に深く刻まれたようでした。

米空軍のお取りはからいもあり、見学の最後に代表2人の子どもたちからのメッセージが伝える場が設けられ、案内してくださった大佐と、実際に「トモダチ作戦」に参加された軍人の方からメッセージをいただくことができました。子どもたちも、その実際に被災地に行かれた軍人の方も、震災から3ヶ月後のハワイで会うことになろうとは…と感慨も一塩でした。

bh1_71本日最後のイベントは、コアロハ・ウクレレ工場への訪問です。ここで、みやぎびっきの会からかの香織さん、小川もこさんが後半の帯同者として合流しまして、工場を見学させていただきました。ウクレレの材料になっているコアの木を削って、キーホルダーを作ったり、ウクレレを実際に弾いてみるミニレッスン、それから、実際にどのようにウクレレが作られているのか?工場内を見学させていただきました。最後には、ミニコンサートがあり、ハワイのウクレレ奏者のコンテストで、ちびっこ部門チャンピオンである、ライアン・ナカムラ君の演奏、ウクレレ奏者のジョディ・カミサトさんの演奏、そして、工場のオカミファミリーみんなによる「なんでもできる」の歌と演奏が披露されました。この曲は、ご主人のアルヴィン・オカミさんが作った曲で、震災で元気をなくした日本の方々を励ましたいという思いからできたものです。1番の歌詞は日本語で、2番の歌詞は英語になっていて、子どもたちにもオカミファミリーの温かい気持ちが届いていたようです。

コンサートの後は、工場の外に出て、夕飯のバーベキューでした。ハワイのローカルスタイルのバーベキューに子どもたちも大喜びでした。さらに、サプライズとして、コアロハ・ウクレレ工場から、参加した20人全員に1本ずつウクレレがプレゼントされることが発表されました。

夜には、2回目のショッピングの時間が設けられ、みんなでウォールマートへ行きました。地元の人も行くスーパーマーケットですが、規模も大きく、また、お土産コーナーも設置されており、子どもたちは思い思いに、日本で待つ人たちを考えながら、買い物を満喫していました。

2011年8月1日(月)

今日は、オアフ島からハワイ島へ移動します。
ホノルル空港へ移動し、今度はハワイアン航空という国内線に乗り込みます。

コナ空港に到着した私たちは、ドトールコーヒー農園へ。
ここでは、ハワイのコナコーヒーについて勉強しました。コーヒー豆がどのように栽培され、最後焙煎するところまでの一連の工程について説明を受け、実際のコーヒー豆摘みを体験させてもらいました。その後は、敷地内にあるフルーツ庭園へと案内してもらいました。パイナップルがどうやって土から生えているのか?などを見て驚いたり、普段口にする果物がどのように生っているのかを見たり、南国特有の植物などを目にしながら、非常に楽しく、リラックスした様子で見学していました。

昼食は、見晴らしのいい庭園でサンドイッチをいただき、最後にコーヒー豆収穫体験の修了証を1人1人に頂いて、次は、ケアウホウ・ビーチへ移動しました。

bh1_81ケアウホウ・ビーチでは、長谷川マナさんが、このあたりに住む人たちに昔から伝わるお話をしてくださり、お祈りのうた(チャント)を披露してくだいました。そして、ハワイアンカルチャー体験へ。まずは、ティーリーフという木の葉っぱを利用して、ブレスレットにもなるレイ作り教室。その後、ハワイに昔からあるというゲームを紹介してもらい、みんな広場で各々遊びました。のびのびと、楽しんでいました。最後に、マナさんからティーリーフの木を植樹しましょうというお話がありました。

「昔、このハワイ島にも津波が来たことがあって、植物とか全部流されてしまったのだけれど、こうやって、また新しい木が植えられて、今のように戻ったんですよ。今日、みんなが植えた木は、私たちが代わりに大事に育てますから、必ずまた戻ってきて、この木を見てください。自分で一生懸命働いて、そのお金でハワイにまた来てくださいね。」優しいマナさんの語りかけに、涙する子もたくさんいました。とてもいい体験をすることができたと思います。

夕方には、今晩宿泊する、キラウエア・ミリタリー・キャンプへ。
ここは、キラウエア火山国立公園の近くにあり、標高が高いので、ハワイでも気温が低く、夜ともなると、肌寒くなります。ちょっと雨も降っていたので、夕飯後は、みな、レクレーションセンター内にある、卓球やビリヤードなどで遊んだり、キッズ・ハート・トゥーのスタッフにドリームキャッチャーの作り方を習ったりしていました。

ここは、ドミトリータイプのお部屋でしたので、男子部屋と女子部屋に分かれ、みんなで一緒に眠りました。2段ベッドや、みんなで一緒に寝るというのが、合宿のようでとても楽しかったようです。

2011年8月5日(金)

第一回ハワイ レインボーキッズ プロジェクトに参加してくれた20人の中学生が無事に帰ってきました!

お見送りでは、小川もこ、かの香織、遊佐未森のびっきシスターズ(!)が駆けつけましたが、お迎えには、小柴大造、山寺宏一のびっきブラザーズが!

帯同はびっき事務局とさとう宗幸。途中、スケジュールの都合によりさとう宗幸が帰国し、入れ替わりで小川もこ、かの香織が帯同参加。ハワイではお世話になっている皆様にご挨拶をさせて戴くとともにラジオにも出演。

先日、こどもたちに引き続き無事全員帰国しました。
多くの皆様にご支援戴いています。心から感謝しています。

第1回ハワイレインボーキッズプロジェクト 日程表
7月27日(水)
21:00 成田空港発JL074便
9:45 ホノルル空港着 パゴダ・ホテル(Pagoda Hotel)泊
オリエンテーション
午後 オアフ島の見所巡り
ウェルカム・パーティー(於パールハーバー)
7月28日(木)
終日 クアロアランチでハワイカルチュア体験やアウトドアアクティビティ。 キャンプ・エードマン(Camp Erdman)泊
7月29日(金)
終日 クアロアランチでハワイカルチュア体験やアウトドアアクティビティ。 キャンプ・エードマン(Camp Erdman)泊
7月30日(土)
午前 レインボー学園(日本人学校)と交流 パゴダ・ホテル(Pagoda Hotel)泊
一緒に昼食
午後 古代カヌー「ホクレア号」体験航海
7月31日(日)
午前 ビショップ博物館でハワイの歴史・文化を学ぶ(講師レクチャー付き) パゴダ・ホテル(Pagoda Hotel)泊
午後 ウクレレ・ファクトリー・ツアーとウクレレ・レッスン
8月1日(月)
午前 ホノルル発ハワイアン航空でハワイ島へ キラウエア・ミリタリー・キャンプ(Kilauea Military Camp)泊
到着後 ハワイ島でコーヒー農園体験とハワイ王族
生活学習のツアー
8月2日(火)
終日 ハワイ島滞在キラウエア・ミリタリー・キャンプのプログラム キラウエア・ミリタリー・キャンプ(Kilauea Military Camp)泊
8月3日(水)
午前 地元ヒロ市の学校との交流 パゴダ・ホテル(Pagoda Hotel)泊
午後 ハワイ島発ハワイアン航空でホノルルへ
夕方 フェアウェル・パーティー(於パゴダホテル)
8月4日(木)
10:10 ホノルル空港発JL075便
8月5日(金)
13:20 成田空港着